取扱業者の適格性維持とは?
1990年に公開された角川春樹事務所製作のいわゆる角川映画。角川映画が久しぶりに大作映画の製作に乗り出して、製作費は50億円だった[1]。プロデューサーの角川春樹自らが監督を務め、上杉謙信役には1987年の大河ドラマでブレイクし当時最も期待されていた若手男優渡辺謙を抜擢、巨額の制作費を投入し、合戦シーンはカナダ・カルガリーで大規模ロケを敢行するなど、海外進出も見据えた文字通りの『大作』、となるはずであった。キャッチコピーの「この夏、黒と赤のエクスタシー」の通り、上杉軍を黒一色、武田軍を赤一色に統一し川中島の合戦を描くアイデアが公開前から注目された。しかし1989年のカルガリー・ロケ中に渡辺が急性骨髄性白血病に倒れ降板、角川が代役にと望んだという松田優作もドラマのスケジュールの都合で起用できず[2]、緊急オーディションで
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を代役に立て、何とか撮影続行・公開に漕ぎ付けた、作品の評価は、人物描写が希薄である、意味不明なシーンが多いなどへの批判の一方、クライマックスの川中島の戦いのシーンは全く合成を使わず、何万ものエキストラが縦横無尽に動く迫力ある映像を評価するというものが多かった[3]。当時から「せめて渡辺が謙信を演じていれば…」という声はあった[4]。2007年の日本アカデミー賞で渡辺が最優秀主演男優賞を獲得した際、この作品を降板した事の無念とその後の苦労をスピーチした。
バブル景気の頃に企業から出資を受けて、企業の団体動員に支えられた前売り券映画と呼ばれる映画が数多く作られたが、30社以上の出資を受けた本作は大映の『敦煌』と並んで前売り券映画の代表作と言われる[5][6][7][8]。しかし、400万枚もの前売り券が企業にバラまかれた結果、配給収入で50億円を突破して数字の上では大ヒットでありながら、前売り券が金券ショップで叩き売られて劇場は閑散としていたという[9]。
配給は当初東宝だったが、諸般の事情で東映に変更された。これにより、東宝の1990年夏の上映ラインナップに
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が空くこととなり、東宝がフジテレビジョンに相談して、急遽代替の企画として「タスマニア物語」を完成させ、大ヒットさせた。
劇中で上杉謙信役の榎木孝明が使用した甲冑は2007年の大河ドラマ『風林火山』で同役を演じたGacktが自身の曲「RETUNER?闇の終焉?」のミュージック・ビデオの中で着用している。
テレビ朝日系列で2008年1月6日に放送されたテレビ朝日開局50周年記念番組の正月テレビドラマである。主演は松岡昌宏。なお、松岡は2年前に同局で正月に放映されたテレビドラマ『風林火山』(原作:井上靖)では、謙信のライバルである武田信玄を演じている。同作品で山本勘助を演じた北大路欣也は、毘沙門天役として、迷う謙信を叱咤し、導く。映画版で宇佐美定行を演じた渡瀬恒彦はテレビドラマ版でも同じ役を演じる。
『点と線』(てんとせん)は、松本清張の
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小説。筆者初の長編推理小説である。「旅」1957年2月号から1958年1月号に連載し、同年に光文社から刊行された。後に新潮文庫から文庫本も発売され、電子書籍化もされている。
福岡市の香椎海岸で発見された男女の情死体に疑問を持った2人の
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の事件捜査を活写する作品である。F・W・クロフツによって確立された「アリバイくずし」のスタイルを継承した推理小説の名作であり、清張の代表作である。また、動機を重視したこの作品は「社会派推理小説」と呼ばれ、「清張ブーム」を巻き起こした。
1958年に高峰三枝子主演で映画化されている。また、2007年11月24日・25日に、ビートたけし主演で初ドラマ化され、テレビ朝日系列で2夜連続放送された。
料亭「小雪」の女中2人と、東京駅の13番線プラットフォームで見送られていた機械工具商会を経営する安田辰郎。この3人は、向かいの15番線プラットフォームに、同じく「小雪」で働くお時が男性と夜行特急列車「
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」に乗り込むところを見つける。だが数日後、お時とその男・佐山は、香椎の海岸で情死体となって発見された。
一見ありふれた情死に見えたが、博多のベテラン刑事・鳥飼重太郎は、佐山が持っていた車内食堂の伝票から事件の裏の真相を探るため、一人、捜査をすることにする。
一方、佐山は現在社会をにぎわしている××省の汚職事件の関係者であった。この事件を追っていた本庁の刑事・三原紀一は、心中事件を追って九州へ向かい、鳥飼と出会う。
捜査の結果、二人は、東京駅で13番線プラットフォームから15番線プラットフォームが見えるのは、1日の中でわずか4分間しかないことを突き止め、安田を容疑者として追及しようとする。だが、安田には完璧なアリバイがあった。
作品鑑賞
当時は新幹線がまだ無いどころか
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も本数が少なく、飛行機も一般的ではない時代であり、日本国内の旅行・移動には相当遠距離でも主に鉄道(急行列車)が用いられていたこと等、当時の社会状況が反映されている。また、本作品は、「社会派推理小説」という一分野を確立することにもなった。一方で新潮文庫版の解説にて平野謙が「いかにして空白の4分間に佐山とお時に15番線を確実に歩かせるのかトリックが説明されていない」ことを指摘していることをはじめ、いくつか重大な欠点も存在する。
なお清張の他の作品『時間の習俗』も、本作と同じく三原警部補と鳥飼刑事が活躍する作品である。
『松本清張 点と線』(まつもとせいちょう てんとせん)の題名で、テレビ朝日の開局50周年記念番組として、2007年11月24日と25日に、同局系列(フルネット24局)で二夜連続で放送した。視聴率(関東地区)は第1夜が23.8%、第2夜が23.7%であった。ホームページの「おさらい」では物語の結末を明かしている。
同年の文化庁主催の芸術祭テレビ部門参加作品ともなり、審査員からは「推理ドラマの枠組みをはるかに超えた人間ドラマで、見るものを圧倒した」と評価され、ドラマとしては4年ぶりとなる大賞を受賞した。また2008年に民放連とNHKなどで作る「国際ドラマフェスティバルinTokyo実行委員会」が選ぶ「第1回東京ドラマアウォード」のグランプリおよび特別賞も受賞している(特別賞は美術スタッフに対して)。
1957年の東京駅のホームや、福岡・東京の町並みを細部まで再現したオープンセット、さらには日本各地で昭和30年代の列車を再現してのロケーションが行われた。東京駅のプラットフォームのセットは、JR西日本の協力のもとに宮原総合運転所の敷地内に作られた。スタッフやキャストですら完成度に驚いたという。新宿行きの路面電車のシーンは当時の車両を運び込み、岡山で撮影された。
また、同局の『土曜ワイド劇場』の主役級である、小林稔侍(『炎の警備隊長五十嵐杜夫』)、橋爪功(『新・赤かぶ検事奮戦記』)、市原悦子(『家政婦は見た!』、同シリーズの第1作は清張原作の『熱い空気』を『松本清張の熱い空気』というタイトルでドラマ化したもの)をはじめとした、多数の豪華なキャスト布陣も話題になった。
鳥飼が独断で東京に行き捜査すること、鳥飼や安田の太平洋戦争中のエピソードなどテレビドラマ版独自の設定が追加されている。また事件後は三原が報告に博多を訪れたのを最後に鳥飼と三原は会うことはなかったとしており、『時間の習俗』への連続性はなくなっている。
ストーリーはほぼ原作のまま受け継がれている。
この時期の成瀬は、前年に公開された『浮雲』でキャリアの頂点を極めていた。他の作品でも見られる、女性を中心に人物を情感豊かにリアルに描く手腕は、本作でも遺憾なく発揮された。特に本作では、大勢の登場人物それぞれに明確な個性を色付けしており、キャスト連の迫真の演技と相まって肉厚で豪華な作品となっている。
キャストには田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子という日本映画界を代表する名女優を三枚看板に擁し、岡田茉莉子、杉村春子、中北千枝子、賀原夏子らが脇を固めた。さらに日本映画史上初のスター女優で、当時既に一線を退いていた栗島すみ子が特別出演を果たし、強烈な存在感を見せる重厚な演技で往時のファンを歓喜させた。花柳界という舞台設定と合わせて正に「女性オールスター映画」とも呼ぶべき絢爛豪華な顔ぶれとなっている。男優では宮口精二、加東大介、仲谷昇、佐田豊らが出演している。スタッフにおいても「成瀬組」の名スタッフが結集し、成瀬映画の真髄を究めた作品となっている。
あらすじ
大きな川の畔にある置屋「つたの屋」に新しい女中がやってきた。梨花という名のその女性は、女主人つた奴に気に入られる。懸命に「つたの屋」に尽くす梨花だが、当家には落剥の臭いが立ち込めていた……